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シーケンスサウンド演奏ライブラリ SmartAudio16

SmartAudio16は、iOSおよびAndroidOSのアプリ上でシーケンスデータを用いたサウンド演奏を行うためのライブラリです。
かつての家庭用ゲーム機や携帯電話着信メロディのようにスタンダードMIDIをベースとしているので、オーディオデータのみで構成したサウンドリソースと比較してデータサイズが小さく、さらに演奏をしながらテンポや音程キーを変えたりというインタラクティブな操作が可能です。
OS標準サウンドサービスと並行して使うことも、Unity®のようなゲームエンジンやフレームワークにプラグインとして組み込んで使うことも可能です。

SmartAudio16でできること

SmartAudio16は、以下のようなサウンド面でのちょっとした問題を解決することができます。
  1. 発音数を制限したい
    - SmartAudio16は同時発音パート数16音、同時並行演奏シーケンス数16個という制限を設けています。上限を超えたサウンドはシステムが自動的に演奏停止を行います。優先度はサウンドデータ自体に埋め込むことができるので、プログラム側で発音数の制限を行う必要がありません。
  2. 総データサイズを小さくしたい
    - たとえばMP3標準の圧縮では1分の楽曲が1Mあたりのデータサイズになり、サウンド数が増えると比例して総データサイズも大きくなります。SmartAudio16では音源部分を効果的に共有することで、総データサイズを小さく収めることが可能です。
  3. 同じサウンドを再生するだけでメモリが圧迫されるのを防ぎたい
    - システムの初期化時に最低限必要なメモリ領域をまとめて確保し、サウンドデータのロードはそのメモリ領域に対してのみ行われます。またメモリ内にあるサウンドは重複してロードされることはないので、不意のメモリ圧迫を防ぐことができます。
  4. 膨大な数のリソースファイルを何とかしたい
    - サウンドファイルが100個を超えると、ファイルの管理だけでも一苦労です。サウンドパッケージはただひとつのファイルに必要な全てのデータが含まれています。
  5. キーやテンポを変えたい
    - ゲーム内の状況によってBGMの音程もしくはテンポを変えたいと思っても、通常のオーディオファイルではどちらかを変更するともう一方にも影響が出てしまいます。SmartAudio16ではシーケンス(譜面)のみを変更するので、音程キーとテンポを独立して操作することができます。
  6. BGMの途中ループをしたい
    - 通常のオーディオ再生では、家庭用ゲーム機のようなBGMの途中ループを行うためにひと手間もふた手間もかかってしまいますが、SmartAudio16ではシーケンス自体に途中ループマーカーを埋め込むことができます。

SmartAudio16が苦手とすること

以下の内容はSmartAudio16が苦手、もしくは問題とすることです。
  1. リアリティのある生演奏の再現
    - スタンダードMIDI同様のシーケンス演奏となりますので、演奏者の息吹が感じられるほどの楽器のニュアンス付けや、ボーカル楽曲の再現はどうしても苦手としています。
  2. メモリ設計と管理が必要不可欠
    - 不必要となったサウンドは、プログラム側で明確にメモリからの破棄を行わなければなりません。メモリ内にどのサウンドがロードされているか、ロードと破棄のタイミングをどうするか、といったことを考えて運用する必要があります。
  3. 小規模なサウンドではあまりデータサイズ効率の恩恵を受けられない
    - 演奏に使う音源の効率的な共有を行うことで、SmartAudio16はコンパクトなデータサイズを実現しています。もともとのサウンド数が少ないアプリであれば、音源共有の効果はあまり発揮されません。

いろいろな使い方

SmartAudio16は、既存のサウンド再生サービスと組み合わせて使用したり、ゲームエンジン・フレームワークにネイティブライブラリとして組み込んで使用することも可能です。
SmartAudio16単体では苦手とすることも、他のサウンドサービスを併用することで補うことが可能です。
  1. ネイティブ開発環境で使用する
    - 標準的なライブラリとして、プロジェクトに組み込むことができます。
  2. Unity®で使用する
    Unity®公式サイトへ - ゲームエンジン『Unity®』では、ネイティブプラグインとしてSmartAudio16を使用することができます。
  3. cocos2d-x®で使用する
    cocos2d-x®公式サイトへ - フレームワーク『cocos-2d®』では、ネイティブアプリ同様にプロジェクトへ組み込むことができます。
※音声のキャプチャを行うライブラリと併用する場合、正しく音声がキャプチャされない場合がございます。詳細はお問い合わせフォームよりご連絡ください。

動作要件

  1. AndroidOS(Java)版
    機種:ARMアーキテクチャを採用しているCPUが搭載されたAndroidOS端末
    言語:Java
    OS:AndroidOS2.1以上(API level 7)
  2. AndroidOS(NativeActivity)版
    機種:ARMアーキテクチャを採用しているCPUが搭載されたAndroidOS端末
    言語:C
    OS:AndroidOS2.3.3以上(API level 10)
  3. iOS版
    機種:iPhone 3GS以降 / iPad (armv7アーキテクチャに対応したCPUを搭載している機種)
    言語:Objective-C
    OS:iOS4.0以上

SmartAudio16 ダウンロード

SmartAudio16の基本ライブラリ群です。
注)ダウンロードの前に、必ず利用規約をご確認ください。
  1. Android OS(Java)版(ver.1.4.1) ダウンロード
  2. Android OS(NativeActivity)版(ver.1.4.1) ダウンロード
  3. iOS版(ver.1.4.1) ダウンロード

サウンドパッケージ ダウンロード

SmartAudio16が演奏に必要とするサウンドパッケージデータです。
注)ダウンロードの前に、必ず利用規約をご確認ください。
  1. シューティングゲーム向けパッケージ - 14/04/16更新!
    - シューティングゲームをイメージしたBGMと、爆発や発射音などの効果音が含まれたサウンドパッケージです。
  2. 分類BGM曲数効果音数パッケージデータサイズ
    無料サンプル版1曲15個約1.02Mbyte
    有料版
    (DLmarket商品ページに移動します)
    6曲50個約2.81Mbyte
  3. アドベンチャーゲーム向けパッケージ - coming soon...

PDFドキュメント ダウンロード

SmartAudio16の詳細説明を含むドキュメントのダウンロードが、個別に行えます。
注)ダウンロードの前に、必ず利用規約をご確認ください。
  1. イントロダクション ダウンロード
    - 『SmartAudio16でなにができるの?』『どのように使うの?』という疑問にさらに詳しくお答えする機能紹介用ドキュメントです。まずはこちらをお読みください。
  2. プログラマーガイド ダウンロード
  3. - 最もシンプルなサウンドデータの展開、演奏方法を解説したドキュメントです。ライブラリをアプリのプロジェクトに登録する部分から解説しています。
  4. メソッドリファレンス ダウンロード
  5. - ライブラリで使用可能な全メソッドのリファレンスです。Objective-C、Java両言語の書式が記載してあります。
  6. Android版 NativeActivityガイド ダウンロード
  7. - AndroidのNativeActivity版では、ライブラリのリンクに関し少し手順が必要となります。その内容を解説したドキュメントです。

サウンドパッケージ オーダーメイド

サウンドパッケージのオーダーメイドも承っております。 詳細は株式会社ピュアサウンドの制作依頼フォームよりよりお問い合わせください。
※「iPhone」「iPad」「Objective-C」はApple Inc.の米国およびその他の国における登録商標です。
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※「Android」はGoogle Inc.の商標または登録商標です。
※「Java」は、Oracle America, Inc. の商標です。
※その他記載されている会社名、製品名は各社の登録商標または商標です。
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